平成17年1月25日
はじめに
財政課長査定が終了いたしましたので、公開いたします。現在は総務部長査定を行っています。
平成17年度予算査定(財政課長)
査定作業にあたって、以下のような基準を設けて取りかかりました。
- 合併協議会による調整項目については調整内容を尊重する。
- 財源措置のない新規事業は認めない。
- 継続事業・経常的経費についても現状維持を最大値とし、できうる限り事業規模の縮小・廃止を図る。
歳出の削減のため、昨年度にも増して厳しい査定を行いましたが、一般財源額(一般会計)で約16億円の削減にとどまりました。歳入見積額との差額が約22億円ですので、残りの約6億円については、基金の取崩しで対応せざるを得ませんでした。基金の新たな積立も行っていません。
A.退職手当基金の積立は行っていない。(要求額3億円)
B.財政調整基金・減債基金・公共施設等建設基金の3基金の16年度末の残高見込
約11億円のうち、約7億円の取崩しを行った。
- 財政調整基金 3億円(一般財源)
- 減債基金 約4億円(うち3億円が財源補てん分)
他の新規事業と同様、小鴨小学校の改築事業についても予算内示を行っていません。上記Bで言及した3基金の17年度末の基金残高が約4億円という状況であり、これに対し、小鴨小学校の改築事業費の一般財源額は約2億7千万円なので、事業を実施すれば基金残高が約1億3千万円にまで落ち込みます。さらに、平成18年度には約4億円の一般財源の投入が予定されています。17年度末には基金もほぼ底をつく状況を考慮すれば事業着手は困難であると判断せざるを得ませんでした。
主な査定 ( )内の左は担当課要求額、右は財政課長査定後の額、単位は千円。
総務部
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庁舎清掃委託料(9,517→4,397)
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退職手当基金積立金(利子の積立を除く)(300,000→0)
企画部
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韓国姉妹都市等交流事業(3,739→958)
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行政評価システム構築事業(22,176→0)
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国内交流事業(1,406→0)
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CATV整備事業費補助金(187,500→147,500)
生活環境部
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ISO14001認証維持事業(1,960→0)
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資源ごみ回収委託料(33,122→11,629)
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人権のために学ぶ同和教育講座(748→0)
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人権教育地域振興事業(1,080→0)
福祉保健部
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倉吉市社会福祉協議会補助金の減額。福祉バス事業費、ボランティアセンター事業費等(81,141→62,461)
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少子化対策事業(つどいの広場事業)(5,137→0)
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チャイルドシート購入助成事業(2,000→200)
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伯耆しあわせの郷管理運営委託料(66,521→54,875)
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紙おむつ代給付費(4,455→0)
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敬老会委託料の単価の見直し(15,575→12,689)
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インフルエンザ予防接種委託料の単価の見直し(22,824→19,563)
産業部
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林道沿線環境整備業務委託料(3,786→0)
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若者いきいきカフェ設置運営事務委託料(25,887→0)
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地域通貨モデル実践支援事業事務委託料(12,198→0)
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観光PR業務委託料(5,000→0)
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打吹まつり実行委員会補助金(10,700→6,000)
建設部
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一般道路維持補修工事(59,830→40,000)
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一般道路新設改良事業(67,805→34,584)
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臨時地方道整備事業(24,800→8,862)
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地方道路交付金事業(242,200→186,500)
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臨時河川等整備事業(36,300→0)
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上井羽合線沿道土地区画整理事業繰出金(139,900→78,229)
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ふるさとまちなみ建物支援事業(4,500→0)
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市営住宅改修工事(10,500→0)
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倉吉打吹地区街なみ環境整備事業(7,000→0)
教育委員会
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小鴨小学校改築事業(634,824→0)
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教員加配費用協力金(19,400→0)
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小中学校元気はつらつプラン(32,776→0)
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高等学校等進学奨励金(10,092→0)
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くらよし女子駅伝競走大会委託(6,300→0)
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陸上競技場整備工事(35,691→0)
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伝建火災跡地整備工事(26,419→0)
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