更新日:2025年1月10日
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種のお知らせ
令和4年4月から子宮頸がん予防ワクチンは、他の定期接種と同様に個別の勧奨を行っています。また、積極的勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方へはキャッチアップ接種を実施しています。
【お知らせ】キャッチアップ接種対象者への経過措置について(令和7年1月8日時点)
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのキャッチアップ接種期間については、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間となっていますが、今夏以降の大幅な需要増により、ワクチンの接種を希望しても受けられない人が発生している状況等を踏まえ、令和7年3月末までに接種を開始した人が、全3回の接種を公費で完了できるようにする方針について、国の審議会で了承されました。
対象者
- キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性)のうち、令和4年4月1日から令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した人
- 従来の定期接種最終年度対象者(平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性)のうち、令和4年4月1日から令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した人
期間
キャッチアップ接種期間(令和7年3月31日まで)終了後、1年間 (但し、上記対象者のみ該当)
留意点
令和4年4月1日から令和7年3月31日までの期間内に1回も接種を受けていない人は、経過措置(公費での接種期間の延長)の対象外となります。今後も国からの新たな情報については、市ホームページ等でお知らせします。
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会におけるHPVワクチンのキャッチアップ接種に関する議論について(令和6年11月29日事務連絡)
キャッチアップ接種の注意点について
キャッチアップ接種対象者の方と、定期接種対象者のうち最終年度になる高校1年生相当年齢で接種を希望される方が無料(公費負担)で接種できる期限は、令和7年3月31日までとなっています。3回の接種完了までに標準的には約6か月間かかりますが、標準的な接種間隔をとることができない場合に、4価と9価ワクチンは約4か月で3回の接種を完了することが可能です。但し、定期接種として認められるには、1回目と2回目の接種間隔を1か月以上あけ、2回目と3回目接種間隔を3か月以上あける必要があります。無料(公費負担)で3回接種を希望される場合は、体調等や医療機関の休診日も考慮し、早めに医療機関にご相談ください。
なお、令和4年4月1日から令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回も接種されていない方は、上記(【お知らせ】キャッチアップ接種対象者への経過措置について(令和7年1月8日時点))の対象者に該当しません。
令和4年4月1日から令和7年3月31日までに未接種の方が、令和7年4月以降に接種する場合の接種費用は自己負担となりますので、接種を希望する方は令和7年3月31日までに1回以上の接種をご検討ください。
積極的勧奨の差し控えの終了について
子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年4月1日より定期予防接種となりましたが、同年6月14日に厚生労働省の通知により、副反応の発生頻度等が明らかになるまでの間、積極的な勧奨を見合わせることとなりました。その後、安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められたことから、令和3年11月26日に厚生労働省の通知により、接種勧奨の差し控えを終了する方針が示されました。
キャッチアップ接種の対象となる方で、これまで1度も接種をしたことがない、または接種が完了しておらず、これから接種をするかどうか迷われている場合は、ご本人とご家族等とよく話し合って、未来の健康を守る大切なワクチンの接種を早めにご検討ください。希望する場合は、厚生労働省のホームぺージ等をご覧いただき、ワクチンの有効性とリスクを十分に理解した上で接種を受けてください。
HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)
ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば、50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。子宮頸がんは、早期に発見されれば比較的治療しやすいがんですが、進行した場合には治療は難しいとされています。
子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆さまへ
接種を希望される方は、定期予防接種として受けることができます。
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルスの感染を防ぐワクチンです。9価ワクチンは子宮頸がんの原因の80~90%を予防することができます。また、HPVワクチンで、がんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
「女性の未来の健康のために、今だからこそできる、がん予防があります。」
1997年度~2007年度生まれの女性へ(0分24秒)
女子高校生の皆さまへ(0分27秒)
○高校生相当の娘さんの保護者の皆さまへ(0分22秒)
詳しくはこちらをご覧ください。
対象者
1.小学校6年生から高校1年生相当の女子 (標準的な接種時期は、中学校1年生)
※従来の法に基づく対象者です。標準的な接種時期である中学校1年生の女子へ接種券を送付します。
高校1年生相当(令和6年度対象:平成20年4月2日から平成21年4月1日生まれ)は令和7年3月31日まで
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について リーフレット (概要版)・(詳細版)・(9価ワクチン)
2.キャッチアップ接種
積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対し、令和4年度より3年間、従来の定期接種の対象年齢を越えて接種が行われています。令和6年度は最終の実施年度です。(期限 令和7年3月31日)
平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性で接種を終了しておられない方へご案内の文書をお送りしています。接種をご希望の方には接種券をお送りしますので、子ども家庭課へお申し込みください。

- 鳥取県外の医療機関でHPVワクチンキャッチアップ接種をご希望の方は こちらも ご覧ください。
- 鳥取県外での接種のお申し込みは こちらから
接種料金
接種券を医療機関に提出すれば接種対象期間内は無料で接種できます。
協力医療機関
接種方法
定期接種として受けるものには3種類あり、ワクチンの種類によって接種間隔が異なります。
接種は同一のワクチンを3回続けて接種してください。ワクチンの種類の選択は医療機関でご相談ください。
(過去に接種歴があり、長期にわたり接種を中断していた方は、残りの回数の接種を行うことで差し支えありません。2回目と3回目が残っている場合の接種間隔は下記「定期接種として接種可能な間隔」のとおりです。)
ワクチンの種類
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回数 |
標準的な接種間隔 |
定期接種として接種可能な間隔(標準どおりに接種できない場合、必ず空ける接種間隔)
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サーバリックス
(2価)
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1回目 |
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2回目 |
1回目の接種から1か月 |
1回目の接種から1か月以上 |
3回目 |
1回目の接種から6か月 |
1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上 |
ガーダシル
(4価)
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1回目 |
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2回目 |
1回目の接種から2か月 |
1回目の接種から1か月以上 |
3回目 |
1回目の接種から6か月 |
2回目の接種から3か月以上 |
シルガード(9価)
1回目を15歳になる前日までに受ける時
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1回目 |
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2回目 |
1回目の接種から6か月 |
1回目の接種から5か月以上 |
|
*15歳になる前日までに1回目の接種を行えば、6~12か月の間隔をおいた合計2回接種で完了とできる
※1回目と2回目の間隔が5か月未満の場合は3回目が必要(2回目と3回目は少なくとも3か月以上あける) |
シルガード(9価)
1回目を15歳になってから受ける時
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1回目 |
|
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2回目 |
1回目の接種から2か月 |
1回目の接種から1か月以上 |
3回目 |
1回目の接種から6か月 |
2回目の接種から3か月以上 |

令和6年10月1日以降に1回目接種を開始する場合(キャッチアップ接種対象者と今年度高校1年生相当女性のみ)
(4価ワクチン、9価ワクチン接種の場合)
令和7年3月末までに3回接種を標準的な接種間隔で接種できない場合は、1回目と2回目の接種間隔を1か月以上あけ、2回目と3回目接種間隔を3か月以上あけなくてはいけません。遅くとも1回目を11月中旬までに、2回目を12月中に、3回目を令和7年3月末までに接種が必要です。
例えば、1回目を11月28日(木曜日)に受け、2回目を12月28日(土曜日)に受けようとしたとき、年末年始の医療機関休診日で12月末に受けられず、2回目が年始の令和7年1月6日(月曜日)になると、3回目は令和7年4月6日以降になってしまい、3回目は自費での接種になります。
体調等に考慮し、11月中旬までに1回目接種を受けられるようにお気をつけください。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)を受けた方へ
ワクチンを受けた後は、体調に変化がないか充分に注意してください。 こちら
接種する前に今までに受けたワクチン接種回数を確認しましょう
- 倉吉市に転入された方(転入前の市町村で接種を受けている場合も、倉吉市に接種済登録が無いため接種勧奨通知を送付しています。)、1回目または2回終了している方は、母子健康手帳等で接種歴をご確認のうえ、未接種分をお受けください。
- キャッチアップ対象の方の接種回数は、過去に受けている接種回数を含め3回までです。
(過去の接種日やワクチンの種類が確認出来ない場合は接種券申し込み時にご相談ください。)
鳥取県定期予防接種広域化事業について
定期予防接種について、平成30年4月より鳥取県東部・西部地区でも予防接種券を医療機関に提出して接種を受けられるようになりました。ご希望の場合は、接種希望日の2週間前までに子ども家庭課へご連絡ください。
協力医療機関
〔協力医療機関一覧〕
鳥取県東部・西部地区での定期予防接接種の受け方
(1) 接種希望日の2週間前までに、子ども家庭課へご希望の医療機関名、接種予定時期、予防接種の種類をご連絡ください。
↓
(2) 子ども家庭課より、ご希望の医療機関へ連絡をします。
↓
(3) 各自で医療機関へ予約をとり、予防接種券と予診票、母子健康手帳を持参して予防接種を受けてください。
鳥取県外で接種をご希望の場合
* 里帰り先など鳥取県外の医療機関で定期予防接種をご希望の場合は、事前の手続きが必要ですので、接種希望日の2週間前までに、子ども家庭課へご希望の医療機関名、接種予定時期、予防接種の種類、滞在先住所等をご連絡ください。
↓
倉吉市より、滞在先の自治体又はご希望の医療機関へ「予防接種実施依頼書」を送付します。
↓
医療機関へ予約を取り、全額自己負担で接種をお受けください。接種終了後、償還払いの手続きにより費用助成を受けることができます。助成額はワクチンの種類ごとに異なり、上限があります。詳細は別途ご案内します。
- 鳥取県外の医療機関でHPVワクチンキャッチアップ接種をご希望の方は こちらもご覧ください。
中部地区以外で接種希望のお申し込みはこちら

問い合わせ先
子ども家庭課 すこやか支援係
〒682-8633 鳥取県倉吉市堺町2丁目253番地1
TEL/0858-27-0031 (直通)
FAX/0858-22-8135