更新日:2024年6月13日
史跡 大御堂廃寺跡の発掘調査の様子です。
昨年度、史跡北東側の発掘調査で東築地塀が確認されたため、北辺の位置を調べるための発掘調査を行いました。
発掘調査期間:令和6年4月〜令和6年6月
発掘調査終了
令和6年6月8日 記録をとり、発掘調査終了。この調査をもって、史跡大御堂廃寺跡発掘調査は完了となります。
(東側から撮影)
東築地塀の溝と北側の溝が接続!
令和6年5月29日 東築地塀の内溝・外溝と北側の溝が接続することが確認できました!
掘立柱塀を発見
令和6年5月23日 5月4日に確認した大きな溝の2m程南側に掘立柱塀が続くことが確認できました。
寺域の北辺が見つかりそう!?
令和6年5月14日 専門家の先生方に現地を見ていただき、北の築地塀はないが、寺域を区画する掘立柱塀か溝があると考えられるとの御意見をいただきました。さらに精査を進め、東築地塀と北辺がどのように接続するかを調査していきます。
大量の瓦が出現
令和6年5月11日 5月1日に確認した東西方向走る溝を掘り進めると残りの良い大量の瓦が出現しました。
これらは一体・・・!?
柱穴と大きな溝を発見!
令和6年5月4日 トレンチの南側で奈良時代の柱穴の跡、北側で東西方向に走る溝跡を確認しました。これらが寺域の北辺に当たるのかどうかを明らかにするために調査を進めます!
(南側:幅0.8mの柱穴) (北側:幅1.4mの東西方向に走る大きな溝跡)
たくさんの瓦を含む東西方向に走る溝を検出
令和6年5月1日 トレンチ3(南北方向)でたくさんの瓦を含む東西方向に走る溝を発見しました。これは北の築地塀に関係するのか!?
東築地塀はどこまで延びるのか!?
令和6年4月26日 トレンチ2では東築地塀が確認できず。東築地塀は、トレンチ1とトレンチ2の間で途切れていると推測できます。今後、トレンチ1とトレンチ2の間にトレンチ3(南北方向)を設定し、いよいよ寺域の北辺の位置を調査していきます。
さらに北側には東築地塀があるのか!?
令和6年4月16日 トレンチ1から約10m北にトレンチ2(東西方向)を設定して、東築地塀の延伸を確認する調査を開始しました。
東築地塀を確認!
令和6年4月12日 昨年度確認した東築地塀の延長にトレンチ1(東西方向)を設定し、調査をすすめると瓦面を確認。その下層を部分的に深く掘り下げると東築地塀が確認できました。
→
(掘り下げ開始) (東築地塀(赤枠部分)を確認)
手作業による発掘調査を開始
令和6年4月11日 調査範囲内を昭和の田畑跡の床土の深さまで重機で掘削し、ここからは手作業で掘り進めて調査を行います。
重機による掘削作業開始
令和6年4月10日 調査範囲の重機掘削作業を開始しました。