更新日:2023年8月10日
鴨川中学校の生徒と市長が直接意見交換する「市長と“はなし”しょいや」を令和5年8月7日に関金総合文化センターで開催しました。
今回は、3年生の生徒全員が、「関金町を元気にする6つの秘策」を市長にプレゼン発表し、活発に意見が交わされました。
この日までに、生徒たちは、関金コミュニティセンター事業「いきいき希望塾」の一環として、4回に渡る事前勉強会において、関金温泉の振興や空き家対策等の関金地区の抱える課題や解決策について、6つのグループに分かれて一生懸命調べ、考えてきました。
各グループのテーマと発表資料は次のとおりです。
生徒からは、「生徒が作る動画や新聞に市長も出演してほしい」、「休業中のキャンプ場を復活させたい」、「関金温泉のゆるきゃらを作る」といった関金の魅力を伝えるための情報発信のアイデアや、「買い物や通院など移動手段のない高齢者のために、乗り合いタクシーを導入してはどうか」、「空き家をシェアハウスとして改修してはどうか」、「空き家をカフェや劇場、里見八犬伝の資料館などに活用して、地域の人の交流やしたいことが実現できる場として活かしてはどうか」、など地元で暮らす人も幸せに暮らせるためのまちづくりのアイデアなど、若さ溢れる元気な提案がなされました。
市長からは、「情報発信は非常に重要。動画など出演機会があればぜひ出たいし、生徒さんも発信に協力していただけるとありがたい」、「お試し移住やシェアハウスなどおもしろい提案をいただいた」「名産のわさびや温泉、里見八犬伝など、市内外の方にもっともっと知ってもらうために、頂いた意見を参考にしたい」などと述べました。
発表後のフリートークでは、「関金に住んでよかったところは」との質問を投げかけたところ、生徒から「近所から野菜をもらったりして、暮らす人が優しいところ」、「小学生の時の牛飼いの農業体験など特別な経験ができる」といった意見がありました。また、「将来戻ってきたくなる関金とは」と聞いたところ、「交通の便がよくなってほしい」「古民家に安く住めてスーパーなど近くにあればよい」「大企業など就職先の選択肢が多くがあれば」といった意見がありました。
市長は、「スーパーの閉店など直面する課題もあるが、関金で暮らす人がこれ以上不便に思わないように、また、若い人たちがふるさとに戻ってきたいと思っていただけるように、本日いただいたアイデアや意見を参考に今後まちづくりに取り組んでいきたい」と締めくくりました。