本市におきましては、倉吉市部落差別撤廃とあらゆる差別をなくする条例に基づき、差別のない住みよい倉吉市の実現を目的に、市の責務として、これまで、啓発や相談業務、国に対する法整備の要請等を積極的に行ってきました。
しかし、部落差別は、未だに根強く存在し、特に、インターネット上で地区名や個人宅をさらす投稿等、人権を侵害する事案は増え続けています。
また、もう部落差別はないのではないかといった誤った認識から、様々な人権課題を我が事として考える機会が少ない世代も増えています。
このことから、差別の現実から深く学ぶという基本姿勢に立ち返り、若い世代にも部落差別を我が事として捉え、差別に気づき、正せる力を身につけることの必要性を訴えるため、関係団体等と協議の上、この度の啓発動画を作成しました。
ご承知のとおり「同和」という言葉は、行政用語として使用している言葉ですが、「同和」を差別用語として使用した差別事象が実際にあることから、その場面を示し、それを指摘する内容としたものです。6秒間という限られた時間内での啓発動画ですので、言葉の説明までは行っておりませんが、この啓発動画を通じて、多くの市民が部落差別について、気づき、どう行動すべきか等、少しでも考えてもらうことを意図としています。
なお、いただきましたご意見を参考に、今後の啓発動画には「差別に気づき、正す力を」というメッセージを加え、配信することとしました。
この度は、ご意見をいただきありがとうございました。
以上について、ご理解をいただければ幸いです。