更新日:2022年1月12日
令和4年の正月を迎えました。新年、おめでとうございます。昨日、1月3日には成人式を集会形式で行うことができました。倉吉を、鳥取県を、日本を担っていく若者達、立派でした。自身の道を歩み続けることで、更に成長されることを願っています。
令和3年は、「倉吉市教育振興基本計画」の第三期計画(令和3年度~令和8年度)のスタートの年でした。その1年目の「令和3年市政主要ニュース」10項目の中に、教育委員会に関するものが5項目あります。
- 地区公民館がコミュニティセンターへ(4月1日)
新しい社会教育の活動拠点として市内13地区に設置していた地区公民館が、4月1日からコミュニティセンターに変わりました。これまで担ってきた社会教育施設としての役割に加え、防災・福祉・地域振興など幅広い地域活動を支える地域づくりの総合的な活動拠点となりました。
⇒ 教育目標1 社会全体が協働し学び続ける環境づくり
- 「大坂弘道展」「第10回菅楯彦大賞展」同時開催 (8月21日~9月26日)
昨年、逝去された倉吉市名誉市民で人間国宝の大坂弘道さんの展覧会が行われ、ご遺族から新たに寄贈された最晩年の作品や道具、書籍などを展示しました。特に大坂さんの工房を再現した展示は人気を博しました。また同時期に平成2年の第1回展から30年の節目となる第10回菅楯彦大賞展が開催され、コロナ禍で制作された出品作品と歴代受賞作品や県内の受賞者作品を展示しました。
⇒ 教育目標1 社会全体が協働し学び続ける環境づくり
⇒ 教育目標5 文化資源の保存活用と文化・芸術の振興
- 市営関金ラグビー場オープン(9月1日)
県立美術館建設に伴い移転することとなった市営ラグビー場が、3月に関金総合運動公園内に完成しました。9月から利用を開始し、12月にはオープニングイベントを行い、記念式典やラグビーワールドカップ3大会連続出場の田中史朗選手を招き、ラグビー教室を開催しました。ラグビー競技だけでなくサッカー、グラウンド・ゴルフ、レクリエーションなど、さまざまなスポーツへの活用が期待されます。
⇒ 教育目標4 たくましく健やかな心と体づくりの推進
- 小川氏庭園「環翠園(かんすいえん)」一般公開始まる(11月3日)
国登録記念物・県指定名勝小川氏庭園「環翠園」の整備が終わり、11月3日から一般公開されました。前日には開園式が行われ関係者が庭を散策し、匠の技術と色彩豊かな景観を堪能しました。「環翠園」は池泉回遊式庭園で個人の近代庭園として山陰屈指のものであり、明倫地区の新たな観光スポットとして期待されるほか、県立美術館や白壁土蔵群などとの連携により市の活性化も期待されます。
⇒ 教育目標5 文化資源の保存活用と文化・芸術の振興
- 倉吉パークスクエアがオープン20周年を迎える(通年)
平成13年にオープンした県立倉吉未来中心、鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館、鳥取県男女共同参画センター「よりん彩」、倉吉交流プラザ(倉吉市立図書館)、倉吉市営温水プール、食彩館、屋外遊具などがオープン20周年を迎えました。今後、令和7年春に開館予定の県立美術館や大御堂廃寺跡との連携により、さらなる活用が期待されます。
⇒ 教育目標1 社会全体が協働し学び続ける環境づくり
教育目標2 創造性を培い、自立性・自主性を養う学校教育の推進 については、国のGIGAスクール構想によって配布された、児童生徒一人に1台のタブレット端末を授業に活用することを推進しました。また、教育目標3 安心・安全な教育環境の充実 については、長期休業中の思い切った学校閉庁の設定など教職員の働き方改革の推進をはじめ、小学校適正配置についても、成徳小学校と灘手小学校が令和5年4月の開校に向けて統合準備委員会を開催しています。
今年も、子どもたちの安全・安心を第一に考え、引き続き新型コロナウイルス感染症対策について様々な対策を継続しながら、5つの教育目標の実現に向けて努力していきます。「倉吉市教育振興基本計画」のスローガンは、 ~行きたい学校・帰りたい家庭・住みたい地域~ です。
目指すところは、持続可能な倉吉を創造していく、そのための人づくりだと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
令和4年1月4日(火曜日)
倉吉市教育委員会教育長 小椋博幸