更新日:2025年1月6日
新たな挑戦、変化の年に
新年明けましておめでとうございます。今年は元日から天候にも恵まれ、皆様におかれましては穏やかな新年をお迎えのことと思います。今年1年皆様にとって、そして倉吉市の教育にとって実り多い年になることを祈りたいと思います。
正月3日は、エースパック未来中心大ホールにおいて倉吉市はたちのつどいを行いました。御来賓として市議会・県議会議員の皆様、倉吉市商工会議所副会頭、鳥取看護大・短大理事長の御臨席を賜るともに、会場に本年度二十歳を迎えた若人たちと長年たくさんの愛情を注いでこられた保護者の皆様をお迎えし、「二十歳」という人生の大きな節目を迎えられた若人をお祝いしました。
式典では市長から「若い人が住み続けたい、帰ってきたいと思える環境づくりに取り組んでいる。倉吉で生まれ育った誇りと愛着を胸に、これからも倉吉とつながって倉吉の明るい未来を共に築いていただきたい」とメッセージがありました。2名の二十歳の代表からは、「この機会に自身を再認識し、何かを始めようと思い立って挑戦していきたい」「倉吉で生まれ育ったということに誇りと愛着をもち、つながりを忘れずに生活していきたい」という抱負が述べられました。また、保護者代表からは、「一人一人が輝く個性をもっている。個性を大切に、失敗をおそれず、希望ある未来を拓いていってほしい」とメッセージをいただきました。
式典後の実行委員会企画では、平井伸治鳥取県知事のサプライズ出演あり、中学校時代の恩師からのビデオメッセージありと終始和やかなムードで進み、最後は中学校区毎で記念写真を撮り終了しました。
「はたちのつどい」の開催に当たり、16人の実行委員が、8月から5回にわたって参集とリモートのハイブリッドで会議を重ねてきました。今回のテーマは、「20祭~再会から広がる故郷の絆 やっぱり倉吉だら~」でした。このテーマには、式を通じて地元の絆を再認識し、これからの倉吉を盛り上げていきたいという願いが込められています。これは、私が就任した時から倉吉の教育の基軸として掲げている「ふるさとキャリア教育」にも通じるものであり、倉吉の未来を担う若い世代がこのような思いをもってくれているのを本当にうれしく、頼もしく思いました。
さて、今年は巳年。巳(蛇)は脱皮を繰り返しながら成長していくことから、これまで努力してきたことが実を結び始める年、そして、新たな挑戦や変化に前向きになる年と言われています。今、倉吉版のふるさとキャリア教育の形を事務局内で検討しているところです。倉吉の子どもとして共通の学びを蓄積しつつ、各学校の特色ある取組を展開し、将来の自分自身の生き方を、将来の倉吉のことを主体的に考え、行動していくことができる子どもたちの育成に努めていきたいと思います。
また、昨年4月から倉吉市の教育行政を担わせていただいて9か月が過ぎ、学力向上、不登校対策、特別支援教育の充実、学校と地域との連携、部活動の地域展開等様々な課題も見えてきたところです。一つ一つが大きな課題ですが、巳年にふさわしく新たな挑戦、変化の見える年にしていきたいと思います。引き続き関係のすべての皆様方のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
令和7年1月6日 倉吉市教育委員会教育長 中田 寛