更新日:2025年9月30日
新米の教育委員の反省
7月に就任した新米の教育委員の梅田雅彦と言います。よろしくお願いします。倉吉の丘のうえ鳥取看護大学・鳥取短期大学の事務職員として勤めていて、学生募集などの仕事をやりながら、教育委員の仕事もさせていただくことになりました。最初のエッセイは自己紹介から始めます。
今年の3月までは30年余り県の職員をやり、最後の5年間は鳥取県立美術館を整備する仕事に就き、3月30日の開館を見守りながら「卒業」させてもらいました。県の教育委員会には、県立美術館を担当したうち4年間だけですが、足羽教育長や当時県教委におられた当市の中田教育長をはじめ関係する方々にずいぶんお世話になりました。
その当時は、開館後の県立美術館に県内全域の小学生を貸切バスで招待する「ミュージアム・スタート・バス」を始めるために、県内各市町村の教育長や校長先生を訪ね、子ども達の成長期に美術館が果たせる役目を直接ご説明をして回ったことが思い出深いです。
住まいは倉吉駅に歩いて行けるところで鳥取市にある県庁に通勤する生活を長年送りました。日のあるうちに帰宅することはまず無くて、小学校で莚に座る新入生を祝ったりミニバスケットの応援をしていた頃はあっても、その後は中学校の卒業式まで学校に行った記憶はあまり無くて、我が子の成長を断片的にしか見てなかったなと今更どうしようもないですが悔いています。
こんなことで市の教育にモノ申して良いだろうか葛藤もありましたが、自分の反省も含めて、社会教育施設である美術館や大学に関わる私なりの視点で点検なり提言なりしていくことで少しでもお役に立てればと思っています。
令和7年9月30日 倉吉市教育委員会教育委員 梅田 雅彦