更新日:2021年8月16日
教育委員として5年目に入りました。幅広い分野に携わり、改めて多くの皆様の関わりの中で進められていることを実感しています。
特に、市内の小・中学校を2年に1度、学校計画訪問をします。
基本方針「豊かな心とたくましく生きる力をもつ子どもの育成~自ら学びたくましく生きる~」そして多くの重点施策を日々実行されています。
私は、この基本方針に大きく関わる「あいさつ」を大切に思っています。
家の前を登校班で元気よく通学する子ども達が、「おはようございます」と大きな声であいさつをします。
中には、恥ずかしそうにしている子、顔だけ見てうつむいてしまう子と、いろいろですが、顔がほころび、気持ち良い一日が始まります。
子どもは家庭から保育園、小・中学校と成長し、やがて社会人となり、人生を育んでいきます。
その中で、「あいさつ」は重要視され、小さい時から「あいさつ運動」として取り組まれています。
しかし、なかなか出来ない子どもがいます。大人から「おはようございます」と声をかけることが大切です。どちらが先でもいいのです。
あたりまえのように使っている「あいさつ」は、毎日の生活の中で潤滑油となり、豊かな心を育て、人間関係をスムーズにしてくれます。
機械化が進む今だからこそ、言葉の力を信じて、声をかけ合うことで、家庭、学校、地域、職場でも気持ち良く過ごすことができ、スムーズにことが運ぶと思います。
人生は、多くの人々と関わり合いながら生きています。人を大切にしながら繋がっていく、繋げていくことが求められます。
子ども達の元気いっぱいのあいさつから、私たち大人が、もっと未来を担う子ども達のためにも、言葉の持つ力を信じて、「あいさつ」を実行していけたらと思います。
大人がしなければ、子どももしません。
令和元年7月31日
倉吉市教育委員会教育長職務代理 福井真喜代