令和8年度スタートにあたって

~第4期教育振興基本計画スタート~

 暖かな春の日差しが降り注ぐ中、打吹公園の桜も咲き誇り倉吉は春爛漫です。今年の倉吉春まつりのテーマは、「遥かな町へ 花の宴」。秋に公開される映画「遥かな町へ」への期待も大きく膨らませながら、令和8年度も元気にスタートした倉吉市です。
 さて、令和8年度は「第4期倉吉市教育振興基本計画」(令和8年度~12年度)のスタートの年となります。昨年度まで取り組んできた第3期の成果と課題とこれから訪れるであろう時代の流れに考えを巡らせながら、本市教育の目指すべき第4期の「教育理念」を次のように設定しました。

【教育理念】
「ふるさと倉吉を愛し 豊かな心と夢をもって 主体的に生きる 未来を拓く人づくり」

 教育理念それぞれのフレーズには、これからの倉吉教育への思いが込められていますので紹介したいと思います。

 

「ふるさと倉吉を愛し」

倉吉市の豊かな自然・風土・歴史・文化などに触れ、倉吉のよさを感じるとともに、自ら進んで持続可能な地域づくりに参画し、そして子どもたちには時代を担う地域の後継者として積極的に行動しようとする気持ちを育てたいと考え、新たに加えました。「くらよしふるさとキャリア教育」を倉吉教育の基軸とするという思いを表しています。

 

「豊かな心」
誰一人取り残さないという人権意識に基づき、生命や人権を尊重しお互い認め合える心、自然や美しいものに感動する心、正義感や公正さを重んじる心など、学校・家庭・地域社会が一体となって協力し合って育んでいきたいという願いが込められています。そして、「人権教育」が倉吉教育の基盤であるという思いを表しています。

 

「夢をもって」
子どもたちそれぞれが夢をつかんで、それぞれの世界に羽ばたく姿を希求するとともに、大人も含めた市民一人一人の人生や生活を彩るQOL(生活や心の豊かさの向上等)を実現するため、自分で自分の将来に期待ができ、自分の未来に対してポジティブになれるような姿を表すものとして新たに加えました。

 

「主体的に生きる」
 これまでの「自立して生きる」から変更し、自分の人生の舵を自分で取り、自分の意思で選択したことに対して責任を持つこと、困難な状況に直面しても他人のせいにせず自分で解決策を考え、最善を尽くす姿勢を表します。これからの時代は、将来の予測が困難な時代といわれています。そうした社会において自らが主体者として生きる、社会に参画するということはとても重要になってくると思います。

 

「未来を拓く人づくり」
 個人のみならず地域・社会のウェルビーイングの向上をめざし、グローバルな視点をもち、社会の変化に対応しながら新たな価値を創造していく力をもつとともに、倉吉に誇りと愛着をもつことで、ふるさと倉吉の良さを更に継承・発展させようとする意欲につなげたいという思いを込めたものです。未来に向けて元気な倉吉を創っていくための力を教育で育んでいきたいと思います。

 こうした思いを込めた第4期倉吉市教育振興基本計画のもと令和8年度は新たなスタートの年となります。本年度を「チェンジ・チャレンジ・チャンス」の年と位置づけ、気持ちも新たに倉吉教育を進めてまいります。引き続き関係のすべての皆様方のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

令和8年4月1日    倉吉市教育委員会教育長  中田 寛