更新日:2023年2月24日
市議会に提案した議案等を掲出しています。

提案理由

 本日は、臨時会を開催していただき、ありがとうございます。
 全国的に新型コロナウイルス感染症の拡大が続いており、去る4月7日には、東京都をはじめとする7都府県に対して新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が行われ、さらに4月16日には全都道府県に対して同様の宣言が行われたところであります。
 市としても、かねてから市民の皆さんに手洗いや咳エチケットなどの感染予防の取組や不要不急の外出の自粛などの協力をお願いしてきたところであります。
 しかしながら、県内で既に3名の感染者が発生しているところであり、今後継続的な取組が必要と考えているところであります。
 また、このような感染症の拡大に伴い、市民生活や経済活動にも大きな支障や不安が生じてきており、それらへの早急な対応も必要となっているところであります。
 こうした状況に対応するため、国や県においても補正予算が編成されたことを踏まえ、このたび、本市として必要な措置を講じることとしましたので、議員の皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

 それでは、ただいま上程されました議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
 今議会に上程されました議案は、
  報告案件 1件
  専決案件 5件
  予算案件 2件
  条例案件 1件 の合計9件であります。

 まず、報告第4号 議会の委任による専決処分についてであります。
 令和2年3月19日に市職員が駐車していた公用車を降りようと扉を開けた際、突風にあおられ、その扉が隣に駐車していた相手方車両に接触し、損傷を与えたことから、これに関する損害賠償の額の決定について、令和2年4月9日に専決処分を行ったものです。

 次に、議案第44号、議案第45号、議案第47号から議案第49号までの条例の一部改正についての各専決処分についてであります。
 議案第44号は、消防団員の消防活動中の事故についての補償の基礎額の引上げ等関係政令が改正されたことに伴い、倉吉市消防団員等公務災害補償条例に所要の改正を行ったものです。

 議案第45号は、地方税法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、倉吉市税条例等に所要の改正を行ったものです。

 議案第47号は、倉吉市国民健康保険において、新型コロナウイルス感染症に感染した等の被用者に傷病手当金を支給するよう倉吉市国民健康保険条例に所要の改正を行ったものです。

 議案第48号は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた国民健康保険及び後期高齢者医療制度の被保険者の負担軽減を図るため、保険料の徴収猶予に係る延滞金の減免を行うことができるよう、関係条例に所要の改正を行ったものです。

 議案第49号は、鳥取県後期高齢者医療広域連合が傷病手当金に係る制度を整備されたことに伴い、その申請受付を市において行うことができるよう、倉吉市後期高齢者医療に関する条例に所要の改正を行ったものです。

 次に、議案第46号 令和元年度一般会計補正予算(第8号)の専決処分についてであります。
 ふるさと納税による寄附金の増加が見込まれたため、歳入において寄付金及び繰入金を、歳出において当該増加に伴う返礼品の経費等5,400万円余をそれぞれ増額し、補正後の予算総額を293億631万8千円としたものであります。

 次に、議案第50号 令和2年度倉吉市一般会計補正予算(第1号)についてであります。
 今回の補正は、新型コロナウイルス感染症拡大に対応した経済対策や感染防止対策を国・県の補正予算などを活用して迅速に実施するためのものです。
 まず、特別定額給付金給付事業であります。
 簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行うため、住民基本台帳に登録された住民一人あたり10万円を給付するもので、事務費とあわせて46億9,300万円余を計上しております。
 次に、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業であります。
 子育て世帯の生活を支援するため、児童手当支給対象者一人あたり1万円を給付するよう、事務費とあわせて6,800万円を計上しております。
 次に、生活困窮者自立支援であります。
 離職等により経済的に困窮し、住居を失った、又はそのおそれがある方に対して、安定して住居を確保するための住居確保給付金として5,900万円余を増額するものです。
 次に、金融対策であります。
 経済活動の低迷による影響を受けた中小企業者に対して銀行が低利の融資を行なうための特別金融対策資金貸付金として、36億円を増額するものです。また、県との協調により貸付けを受けた事業者の利子負担を零(ゼロ)とするための利子補助金として9,400万円余を計上しております。
 以上、補正の総額で85億2,800万円余の増額となり、補正後の予算総額を358億9,268万円とするものです。

 次に、議案第51号 倉吉市温泉配湯事業に関する条例の一部改正についてであります。
 新型コロナウイルス感染症の拡大等特別の事情で温泉配湯を受ける者への影響が見込まれる場合に、配湯に係る使用料を減免できるようにするため、倉吉市温泉配湯事業に関する条例の一部を改正するものです。

 以上、今回提案しました諸議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。

付議議案

令和2年5月第3回臨時会付議議案

  • 報告第4号 議会の委任による専決処分について(損害賠償の額の決定について)
  • 議案第44号 専決処分について(倉吉市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について)
  • 議案第45号 専決処分について(倉吉市税条例等の一部改正について)
  • 議案第46号 専決処分について(令和元年度倉吉市一般会計補正予算(第8号))
  • 議案第47号 専決処分について(倉吉市国民健康保険条例の一部改正について)
  • 議案第48号 専決処分について(倉吉市国民健康保険条例及び倉吉市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について)
  • 議案第49号    専決処分について(倉吉市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について)
  • 議案第50号    令和2年度倉吉市一般会計補正予算(第1号)
  • 議案第51号    倉吉市温泉配湯事業に関する条例の一部改正について

予算関係

提出予算案、予算編成資料については、 令和2年度 補正予算 をご覧ください。

監査関係

監査等の結果については、 監査委員事務局のコンテンツ をご覧ください。

倉吉市議会について

倉吉市議会について詳しくは市議会のコンテンツをご覧ください。